アプリの過負荷やOSプロセスのクラッシュにより、タッチパネルが一切反応しなくなる深刻な事態が発生した際、通常の画面スワイプによる電源オフは不可能となる。この状況を打破する唯一の手段が、ハードウェアレベルで回路をリセットするスマホフリーズ対処法としての強制再起動である。
多くのトラブル相談で見受けられる誤った対応が、慌ててボタンを連打したり、画面を強く叩いたりする行為である。基盤への不要な負荷を避け、安全に復旧させるためのスマホ強制終了やり方を機器別に整理する。
iPhone(Face ID搭載モデル)の場合、次の3ステップをリズムよく入力しなければならない。
- 本体左側の「音量アップボタン」を押して、すぐに指を離す。
- 直後に「音量ダウンボタン」を押して、すぐに指を離す。
- 本体右側の「サイドボタン」を押し続け、画面が暗転してAppleのロゴマークが表示されるまで(約10秒間)指を離さず維持する。
一方、Android端末における代表格であるXperia強制再起動手順は明快だ。「電源ボタン」と「音量アップボタン」を同時に長押しし続ける。約5秒後に本体が1回短く振動するが、ここでは指を離さずそのまま押し続ける。約9秒後にブルッと3回連続で振動した瞬間に回路の通電が物理的に遮断されるため、指を離せば完全なシャットダウンが完了する。
強制終了はOSに保存されていない作業データを破棄してプロセッサを強制リセットする強硬手段である。メモリ内の不整合キャッシュを一掃して正常起動を取り戻す特効薬である反面、ストレージ書き込み中の強制遮断はごく稀にシステム領域を破損させるリスクを孕む。そのため、「画面が5分以上完全に静止している」「ボタン入力に対するフィードバックが途絶している」状態を確認した上で実行することが鉄則である。