市場調査やSNS上でのさやえんどうスナックの口コミ評判を精査すると、消費者が抱く心理構造が浮き彫りになります。X(旧Twitter)やレビューサイトでは、以下のようなリアルな実態が確認できます。
「普通のポテチを食べるより罪悪感がゼロに近い。気づいたら袋の底が見えていた」「豆の味が濃くて噛みごたえがあるから、テレワーク中のお供に最高」という絶賛の声が多数を占める一方、「ヘルシーだと思い込んで毎日夜食にしていたら、普通に2キロ太った」「油っこくないように見えて、指先がしっかり油で光ることに途中で気づいた」といった後悔の吐露も散見されます。
行動心理学および行動経済学では、この現象を「健康ハロー効果(Health Halo Effect)」と呼びます。「緑色の野菜」「豆類」「食物繊維」というヘルシーな属性が1つ強調されることで、商品全体がまるで低カロリーで無害であるかのように脳が錯覚を起こし、自己抑制のブレーキが解除されてしまう現象です。
現場取材を通じて栄養士が指摘するように、「スナック菓子という形態をとっている以上、脂質ゼロの魔法の食品は存在しない」という現実を直視しなければなりません。健康的なイメージが免罪符となり、無意識のうちに摂取許容量をオーバーしてしまう点こそが、最大の心理的トラップと言えます。