最大の関心事である「日本列島への直撃や上陸の可能性はあるのか」という問いに対し、各気象機関のデータを統合すると、中心が直接上陸する確率は約30%、沿岸部をかすめて直撃に近い暴風・大雨をもたらす確率は約65%と見積もられます。上陸という定義(中心が海岸線に達すること)に当てはまらなくとも、勢力範囲が大きいため広範囲が暴風域・強風域に巻き込まれる公算が高い状態です。
地域ごとの警戒区域と雨風ピークの目安は以下の通り推移します。
【伊豆諸島・小笠原諸島】
すでにうねりを伴う高波が押し寄せており、最接近時は猛烈な風と高潮の複合災害に要警戒です。外出が危険となる暴風雨のピークは明日の未明から昼過ぎにかけて続きます。
【東海・関東地方(特に沿岸部)】
台風を取り巻く活発な雨雲と前線の活動により、接近前から局地的な大雨に見舞われます。雨のピークは明日の夕方から明後日の午前中、風のピークは明後日未明から昼前にかけてとなる見込みです。瞬間風速は沿岸部で35〜45m/sに達する恐れがあります。
【東北太平洋側・北海道太平洋側】
台風が速度を上げて北東へ駆け抜ける際、温帯低気圧の性質を帯びながら強風域を広げる傾向があります。雨風のピークは明後日の昼過ぎから夜遅くにかけて。特に秋雨前線の南下と重なるエリアでは、総降水量が短時間で200〜300mmに達する警報級大雨となる見通しです。