ラルフローレンのメンズパンツ選びで最も注意すべき関門が「サイズ感」です。同じ「W32(ウエスト32インチ)」と表記されていても、対象とする市場(US本国規格か、日本を含むアジア規格か)や、採用されている「フィット名称」によって実寸値は大きく異なります。
絶対に失敗を避けるために把握しておくべき、3大フィットの設計思想は以下の通りです。
1. クラシックフィット(Classic Fit)
ブランド創業時からの伝統的なシルエット。股上が深く、ヒップからワタリ(太もも回り)にかけてゆったりとした余裕を持たせています。裾幅も広めのストレートです。体格の良い方や、クラシックなアメカジスタイルを楽しみたい方に適していますが、細身の体型の方が普段のサイズで選ぶと「野暮ったいダボつき」が生じるため、通常より1サイズ下げる検討が必要です。
2. ストレートフィット(Straight Fit)
クラシックフィットよりも腰回りをややシェイプしつつ、膝下は自然にまっすぐ落とした標準的なストレート。クセのない王道のシルエットで、体型を選ばずに着用できます。
3. スリムフィット/ストレッチスリム(Slim Fit)
現代の日本人に最も人気が高いシルエット。股上は浅めのミッドライズで、太ももから裾にかけて美しくテーパードしています。多くのモデルに1〜2%程度のポリウレタンが混紡されており、細身ながら屈伸時のストレスがありません。現代的なジャケパンスタイルやクリーンな着こなしを目指す場合、第一候補となるフィットです。
さらに重要なのが、「型番・品番タグの確認」です。日本国内の正規直営店で展開されている「アジア向け仕様(カスタムスリムフィットなど)」は、日本人の体型に合わせて股下が短めに設定され、ウエストの位置も調整されています。対して並行輸入品に多い「本国US仕様」は、股下(レングス)が「L30」「L32」と非常に長く設定されているため、確実な裾上げを前提とする必要があります。通販で購入する際は、表記サイズだけでなく「実寸のワタリ幅・股上・股下」を必ず手持ちのお気に入りパンツと比較することが鉄則です。