2010年生まれの人々が今後直面する公的なライフイベントや伝統的な年中行事について解説します。
1. 18歳成人と「成人式(はたちの集い)」の開催年
2022年4月の民法改正により、成年年齢は20歳から18歳へ引き下げられました。2010年生まれが法律上の成人となるのは、2028年の誕生日(満18歳)です。
ただし、全国の多くの市区町村では、高校3年生の1月(大学受験直前期)に式典を開くことへの配慮や、飲酒・喫煙などの法律上の制限解除に合わせる観点から、式典の名称を「二十歳の集い」「20歳を祝う会」などと改め、満20歳を迎える年度(2010年度生まれの場合は2031年1月)に開催する自治体が全体の9割以上を占めています。
2. 厄年(数え年)のスケジュール
神社仏閣における伝統的な厄年(数え年で計算)において、2010年生まれの女性は数え19歳(満18歳になる年=2028年)に最初の本厄を迎えます。前厄は2027年(数え18歳)、後厄は2029年(数え20歳)となります。男性の本格的な大厄は数え25歳(2034年)以降となるため、10代後半の厄祓いは主に女性を中心に行われるケースが一般的です。
3. 同世代(2010年生まれ)の著名人・タレント
2010年生まれの世代からは、メディアやスポーツ界で若くして脚光を浴びる才能が次々と登場しています。
- 村山輝星(むらやま きらり):2010年4月8日生まれ。子役時代から教育番組やドラマ、トライアスロン挑戦などで親しまれ、表現力豊かなタレントとして活躍。
- 白鳥玉季(しらとり たまき):2010年1月20日生まれ(早生まれ)。多数の話題作ドラマや映画で卓越した演技力を発揮する実力派若手女優。
- 上薗恋奈(うえぞの れな):2010年6月7日生まれ。フィギュアスケートの次世代エースとして国際ジュニア大会で実績を重ねるトップアスリート。
【プロの結論】デジタルネイティブ世代の成長と保護者が築くべき「心理的バウンダリー」
2010年生まれは、幼少期からスマートフォンやタブレット端末が身近に存在した完全なデジタルネイティブ世代です。家族社会学および思春期発達心理学の視点から見ると、満15歳から16歳を迎えるこの時期は、子どもが「親の庇護下にある存在」から「社会的な個」へと自我を確立する境界線にあたります。
受験や進路決定を巡っては、昭和・平成期にみられた過干渉なステージママ的アプローチや、親の自己実現を子どもに投影する共依存的関係(いわゆる毒親リスク)を厳に慎まなければなりません。健全な自立を促すためには、親と子の間に適切な「心理的バウンダリー(境界線)」を引き、子どもの意思決定を尊重しながら背中を押す支援姿勢が極めて重要となります。