最初の大きな激震となったのが、2014年9月25日におけるTENNさん(本名・森脇和成さん、当時35歳)の突然の死でした。大阪市天王寺区の自宅マンション駐車場に停められたワゴン車の後部座席で発見され、警察の現場検証により自死と断定されました。
当時、TENNさんは元SPEEDの上原多香子さんと2012年に結婚したばかりであり、新婚生活の拠点として大阪に移住した直後の出来事でした。報道各社の速報に日本中が絶句し、「なぜ将来を嘱望された人気アーティストが」と深い悲しみが広がりました。
事態が新たな局面を迎えたのは、逝去から約3年が経過した2017年のことです。遺族の手によって女性週刊誌『女性セブン』等にTENNさんが遺した遺書の一部が公開されました。そこには、上原多香子さんと他アーティストとの関係に対する苦悩や、子どもができないことに対する自責の念、そして「みんなで力を合わせてET-KINGを続けてほしい」というメンバーへの祈りが綴られていました。
この報道はワイドショーやSNSで激しい論争を巻き起こし、夫婦間のプライベートな葛藤とメンタルヘルスの問題が浮き彫りとなりました。現在もこの出来事は、ファンの間で癒えない傷痕として刻まれています。