作品を象徴する問いとして常に激論が交わされるのが、「誰が最もかっこいいのか」というテーマです。講談社公式のキャラクター名鑑や国内外のアニメコミュニティで実施されてきた進撃の巨人 かっこいいキャラランキングにおいて、常に圧倒的な得票率で頂点に君臨し続けるのが「人類最強の兵士」ことリヴァイ・アッカーマンです。続いて、物語の推進力そのものであるエレン・イェーガー、調査兵団第13代団長エルヴィン・スミスが上位を占める盤石の構図が形成されています。
彼らが読者を熱狂させる理由は、単に戦闘能力が高いからではありません。原作者の諫山創氏が過去の対談等で語っているように、本作に登場する人物たちは誰一人として「完璧な正義の味方」として描かれていません。全員が過ちを犯し、迷い、時に泥をすすりながらも、自らの意志で過酷な選択を下しています。自らの決断がもたらす悲惨な結果から目を逸らさず、すべての重圧を引き受けて歩み続ける姿勢にこそ、現代の視聴者は強烈な美学を見出しています。
組織としての進撃の巨人 調査兵団 人気ランキングを見ても、自己保身に走る憲兵団や駐屯兵団と対比され、生存率数パーセントという死線へ自ら飛び込んでいく調査兵団の生き様そのものが、作品全体を貫く「かっこよさ」の象徴として敬意を集めています。