昆虫原料に対する消費者の心理的抵抗感やアレルギー懸念の高まりを受け、水産練り製品のリーディングカンパニー各社はすでに対応を完了させています。大手の主力製品をチェックすると、製造現場のドラスティックな変化が一目瞭然です。
カニカマを世界で初めて開発したパイオニア企業である「株式会社スギヨ」では、主力商品の「大人のカニカマ」や「ロイヤルカリブ」の原材料表示において、トマトリコピン色素やパプリカ色素を採用しています。昆虫由来の色素から植物由来へと舵を切り、安全で親しみやすい製品設計を徹底しています。
国内シェアトップクラスを誇る「一正蒲鉾」も同様の対応を見せています。看板商品である「オホーツク」などの着色料には、トマト由来のリコピンやパプリカ色素、紅麹色素といった植物性原料を使用。現在、大手スーパーの店頭に並ぶ主要ブランドのカニカマを手に取ると、コチニール色素を使っている商品はほぼ姿を消しています。