退職劇において見逃せないのが、家族の存在と世間の反応です。桝氏は2011年に一般企業に勤める女性と結婚し、同年に第一子となる長女が誕生しています。一部の週刊誌やトーク番組で桝氏自身が語ったところによると、妻は非常に現実的で冷静な判断力を持つ人物として知られています。
局アナとして絶頂期にありながら、京都の大学への転職という家族にとって大きな環境変化を伴う相談を持ちかけた際、妻は頭ごなしに反対することなく、次のように語ったと明かされています。
「あなたの人生なんだから、一番やりたいことをやったらいい。お金の心配なら、私も働いているんだからなんとでもなる」
この言葉が、保守的な組織に留まる選択肢を捨て去る最大の契機となりました。京都と東京の二重生活による家族の負担を最小限にするため、住居の工夫やスケジュール調整を徹底。夫婦間のフラットで対等なパートナーシップが、この大胆な転身を成立させた決定的な基盤です。
ネット上の反応や視聴者の評判も極めて好意的です。SNSや大手ポータルサイトのコメント欄を分析すると、「よくあるチヤホヤされたいだけのフリー転身とは次元が違う」「サイエンスを語る桝さんの目が本当に生き生きしている」「知的好奇心を行動に移せる生き方が格好いい」といった賞賛の声が圧倒的多数を占めています。好感度を武器にバラエティへ流れる従来のアナウンサー像とは異なる、知性と誠実さに裏打ちされたブランドが盤石のものとなっています。