嵐が活動休止に至るまでの20年以上の歩みの中で、メンバーそれぞれが独自の得意分野を開拓していきました。この「役割分担の明確化」こそが、外部から人気格差や露出格差として見られた最大の構造的要因です。
櫻井翔は『news zero』をはじめとする報道キャスターの道を切り拓き、知性派としての確固たる地位を築きました。一方、相葉雅紀は『天才!志村どうぶつ園』などバラエティ番組で見せる自然体な優しさが評価され、好感度タレントとしてのオファーが集中。さらに二宮和也は国内外の名だたる映画監督からその天性の演技力を絶賛され、主演作品を次々と成功させました。
そして松本潤は、多くの大ヒットドラマで主演を務めながら、嵐のドームコンサートにおける革新的な演出(ムービングステージなど)を指揮。表舞台だけでなくクリエイティブの中核を担いました。こうした専門特化が進んだ結果、視聴するメディアのジャンルによって「特定メンバーばかり目にする」という現象が起き、それが格差という語られ方に繋がったと分析できます。