過酷を極めた土俵人生を陰で支え続けたのが、2020年に結婚した元ファッションモデルの妻・千葉有希奈さんです。彼女は「北の富士の後継者」と謳われ、端正な顔立ちと鋭い立合いで昭和・平成を沸かせた元大関・北天佑(二十三代湊川親方)の次女という、角界屈指のサラブレッド家系に生まれ育ちました。
結婚当時、アスリートフードマイスターの知識を活かして貴景勝の体重維持と栄養管理を全面的にサポートした有希奈夫人の存在は、度重なる怪我からの復活に不可欠でした。さらに現在では、愛らしい子どもにも恵まれ、土俵から離れた家庭内では良き父親としての顔を見せています。現役引退を決断する際、最も親身に寄り添い、「これまで十分に闘った。これからは身体を大切にしてほしい」と背中を押したのも夫人でした。
2025年10月4日に両国国技館で挙行された断髪式では、多くの角界関係者や著名人、そして最愛の家族が見守る中で大銀杏に鋏が入れられました。整髪後の若々しく精悍なショートヘア姿は「元モデルの奥様とお似合いの美男美女」と大きな反響を呼び、引退という人生の節目を家族の深い絆とともに乗り越えた様子が強く印象づけられました。