小杉竜一氏の体重史において最大のハイライトとなったのが、2019年から2020年にかけて達成された約30kgの劇的減量です。かつてメディアを震撼させたブラックマヨネーズ小杉の激痩せ理由の核心は、医療専門家の指導のもとで導入された「ケトジェニック(ケトン体)ダイエット」でした。
糖質の摂取を極限までカットし、良質な脂質(MCTオイルやアマニ油、ナッツ類など)を主エネルギー源とすることで、体内をケトーシス状態(体脂肪を分解してケトン体を作り出す代謝サイクル)へと移行させるこの手法。開始前は119kg〜120kg超に達し、人間ドックの数値も極めて危険な水準にあった本人は、主治医からの「このままでは命に関わる」という痛烈な最後通告を受け、徹底した食事改革を決意しました。
米や麺類、大好物のフライドチキンや甘い炭酸飲料を完全に断ち、タンパク質と良質なオイルを中心とするストイックな食生活を数カ月間継続。その結果、体重は見事に88kg台まで急降下しました。かつて2018年秋に「大阪マラソン」へ挑戦し、制限時間ギリギリの5時間43分で完走した際に見せた驚異のガッツが、この食事療法でも遺憾なく発揮された形です。しかし、この急激な変化こそが、その後の揺り戻しを生む伏線ともなりました。