台所にある調味料、なかでも純植物性であるオリーブオイルは、一部のオーガニック志向のコミュニティや成人向け掲示板において「口に入っても大丈夫なのだから究極のナチュラル代用品」ともてはやされる傾向があります。しかし、オリーブオイル代用の注意点と評判を精査すると、現場では深刻なトラブルが多発している実態が浮き彫りになります。
取材に応じた泌尿器科・婦人科の専門医は次のように警鐘を鳴らします。「食用オリーブオイルは消化管での分解・吸収を前提としており、膣内や尿道に留まることを想定していません。不乾性油であるオリーブオイルは水で洗い流すことが極めて難しく、膣壁に停滞した油膜が酸化して遊離脂肪酸へ変化すると、強い組織刺激性を持って内膜を荒らします」。
さらに、実生活におけるリアルな失敗談として頻発しているのが「衛生・環境面の後始末」です。シーツやマットレスに染み込んだ植物油は通常の洗濯洗剤では完全に落ちず、数日後に酸化した特有の油臭を放ちます。また、風呂場屋内で使用した結果、排水口の詰まりや床の滑落事故につながったという報告も少なくありません。「天然素材だから安全」という論理は、解剖学的・衛生管理的な現実の前では完全に破綻しています。