蔵王酪農センターを訪れる観光客が最も陥りやすい罠が、敷地内に隣接する「チーズキャビン」と「チーズシェッド」の混同です。名称が類似しているため、食事目的で訪れたのに物販店に入ってしまったり、その逆のルートを辿って時間をロスしたりするケースが後を絶ちません。
両者の機能と役割は明確に分担されています。「チーズキャビン」は蔵王チーズの全ラインナップ、クラッカー、地元特産品、そしてテイクアウト用スイーツを取り揃えた純粋な直売物販店です。店内にはイートイン用の座席はなく、お土産の購入や保冷発送の手続きを行う場所となります。
一方の「チーズシェッド(Cheese Shed)」は、蔵王チーズをふんだんに使った本格的な料理を味わえる木造ロッジ風のレストランです。看板メニューである熱々の「チーズフォンデュ」や、自家製ゴーダチーズを贅沢に乗せた「ピザ」、濃厚な「ドリア」などをテーブル席でゆっくり楽しむための施設です。旅の計画を立てる際は、「チーズシェッドで濃厚なランチを堪能したあと、チーズキャビンへ移動して自宅用やお配り用のお土産を厳選する」という動線が、無駄のない王道ルートとなります。