「なぜ寝ている間にここまで顔がむくむのか」というメカニズムを紐解くと、人体の浸透圧調整機能と重力の影響が浮き彫りになります。
前夜にラーメンやスナック菓子などの塩分を過剰摂取すると、血中のナトリウム濃度が上昇します。生体防御反応として体は水分を溜め込もうとし、細胞外液の量が急増します。ここにアルコールが加わると、利尿作用によって一時的な脱水状態に陥り、血管が拡張。血管壁から水分が周囲の皮下組織へと過剰に漏れ出します。
さらに、就寝中は頭部が心臓と同じ高さになるため、日中は重力で下肢へ落ちていた水分が上半身・顔面に均等に分配されます。日本臨床栄養学会などの研究知見でも、「塩分+アルコール+水平姿勢」の3条件が揃うと、翌朝の皮下間質液量は日中と比較して約15〜25%増加することが示されています。