このような自由な服装規定を支えている根底には、生徒個人の判断力を尊重する「自主自律」の理念が存在する。学校から与えられたルールを守るだけでなく、自分たちで環境を整える姿勢が根付いているのだ。
その象徴と言えるのが、筑波大学附属高等学校生徒会による自律的な議論や、文化祭である桐陰祭プロジェクトでの取り組みだ。桐陰祭の期間中、生徒たちは企画に合わせたクラスTシャツや趣向を凝らした衣装を制作し、圧倒的なエネルギーでキャンパスを彩る。自分たちの手でルールと演出をつくりあげるプロセスを通じ、服装を通じた自己表現の幅を広げている。