園芸情報サイトやネット上の投稿では、「フクシアは日陰の植物だから、一年中室内や暗い日陰に置くべき」という言説が散見されますが、これは重大な誤解です。
フクシアが真に嫌うのは「熱(高温)」であって「光(日光)」ではありません。光合成に必要な光量が不足すると、枝がひょろひょろと徒長し、花芽が形成されず、軟弱な株になって病気にかかりやすくなります。「春と秋は直射日光をたっぷり浴びせ、夏だけ遮光と通風で熱を逃がす」というメリハリこそが、豊かな花数を生み出す決定打です。
また、「夏に葉が全部落ちたら枯死したと判断して捨ててしまう」のも早計です。茎の内側が生きていれば(爪先で幹の表面を少し削った際に内部がみずみずしい緑色であれば)、涼しくなる9月以降に休眠から覚めて新芽を吹き返すケースが多々あります。夏場に葉を落としても、水やりを極力控えて日陰で耐えさせれば、秋に復活する可能性が十分に残されています。