街路樹としておなじみのハナミズキ(アメリカヤマボウシ)は、サンシュユと同じ「ミズキ科ミズキ属」に分類される極めて近縁の樹木です。しかし、両者の開花時期と見た目は大きくかけ離れています。
サンシュユとハナミズキの違いを整理すると、まず開花時期が異なります。サンシュユが3月の早春に咲くのに対し、ハナミズキは桜が散った後の4月中旬〜5月上旬に開花します。
さらに、ハナミズキの大きな白やピンクの「花びら」に見える部分は、実は葉が変化した「総苞片(そうほうへん)」であり、中心にある緑色の小さな粒が本当の花です。早春に黄金色の小花を無数に咲かせるサンシュユとは、同じ属でありながら鑑賞の趣が全く異なります。なお、秋に実る果実の形状や付き方には共通点が見られます。