大久保通り周辺には多国籍な飲食店がひしめき合っていますが、その中でも大久保のアジアンエスニック人気店として確固たる地位を築いているのがワルンインドネシアです。連日多くの客で賑わう最大の理由は、「日本人向けに甘口化・マイルド化されたエスニック料理」とは一線を画す、容赦のない本場の味付けにあります。
店名の「ワルン(Warung)」とは、インドネシア語で大衆食堂や小さな売店を意味する言葉です。扉を開けると、現地のFMラジオやポップスが流れ、スタッフや常連客の間で飛び交うインドネシア語が耳に飛び込んできます。まるで現地にトリップしたかのようなリアルな空間設計と、現地出身シェフが腕を振るう妥協なきスパイス使いが、本物を知る在日インドネシア出身者はもちろん、本場の刺激を求める日本のエスニック愛好家の心を強く掴んでいます。
さらに、同店は新大久保のインドネシア食材食堂としての顔も併せ持っており、食事を楽しむだけでなく、現地の調味料、インスタント麺、スナック菓子などを買い求める生活の拠点としても機能しています。この「単なるレストランに留まらないコミュニティハブとしての熱量」こそが、多くの人を惹きつけてやまない人気の源泉となっています。