給油所を訪れた際、「出光の看板がいつの間にかアポロステーションに変わっている」と実感するドライバーが増加しています。この変化の背景には、石油元売り業界の再編があります。出光・昭和シェルの統合経緯を振り返ると、2019年4月の経営統合を皮切りに、両社が保有していた約6,400カ所の給油所ネットワークを一本化するプロジェクトが本格始動しました。
公式発表資料によると、旧「出光SS(アポロマーク)」と旧「昭和シェルSS(貝殻マーク)」の2大ブランドは、2021年4月から新ブランド「apollostation(アポロステーション)」への順次切り替えを実施。2024年春までに全拠点でのVI(ビジュアルアイデンティティ)刷新を概ね完了し、2026年現在は単一ブランドとしてのサービス統合が完全に定着しています。
「アポロステーションと出光の違い」に疑問を持つユーザーも多いですが、結論として、アポロステーションは出光興産が展開する次世代型の統合給油所ブランドであり、別会社や別系列ではありません。旧昭和シェルで親しまれたハイオクガソリン「V-Power」のDNAを継承した高性能燃料の供給や、出光が培ってきた地域密着のピットサービスが一体化し、給油だけでなくEV充電やカーケアを含めた総合モビリティ拠点へと進化を遂げています。