住宅購入検討者の間で広く信じられている言説の中には、現場の技術進化によってすでに過去のものとなった「誤解」が散見されます。
代表的な誤解が「工務店の家は耐震性や断熱性がハウスメーカーより劣る」という言説です。現在では、構造計算(許容応力度計算)を外注または内製化し、標準仕様で耐震等級3 断熱性能 違いを極限まで突き詰める「スーパー工務店」が全国に台頭しています。断熱等級6(HEAT20 G2レベル)や等級7(G3レベル)といった超高気密・高断熱住宅を、大手メーカーよりも圧倒的な適正価格で実現しているのはむしろ先進的な工務店であるケースも珍しくありません。
逆に、「ハウスメーカーならどんな間取りでも実現できる」という思い込みも危険です。ハウスメーカーは独自の構造認定(型式適合認定)を取得しているため、独自のモジュールや耐力壁の位置に制約が多く、間取りの変更や他社製設備の導入に対して厳しい制約が課されることが一般的です。