スマートフォンが突然起動しなくなると、写真やLINEのトーク履歴、各種アカウントの移行ができなくなる致命的なトラブルに発展します。端末が発する「寿命の前兆」を見逃さないことが肝要です。
最も分かりやすい指標がバッテリー寿命サインです。iPhoneであれば「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」から確認できる「最大容量」が80%未満になった段階が公式の交換・買い替え推奨ラインです。Androidでも設定内のバッテリー情報から性能低下を確認できます。充電残量が30%残っているのに突然シャットダウンしたり、充電器を抜いた瞬間に残量が急減したりする場合は、バッテリーセルの劣化が限界に達しています。
さらに見過ごせないのが、本体の物理的な異常と処理能力の低下です。
本体背面が膨らんでいる場合、リチウムイオンバッテリー内部でガスが発生しており、発火や破裂の恐れがあるため即座に使用を中止すべき危険水域です。また、画面操作を受け付けない「ゴーストタッチ」の発生、充電ケーブルを差しても角度によって通電しないコネクタ摩耗、カメラのピントが合わずに異音が鳴るといったハードウェアの不具合も、寿命を迎えた決定的なシグナルです。
ソフトウェア面では、OSサポート終了時期に注意を払わなければなりません。メーカーからのセキュリティパッチ提供が終了した端末は、不正アクセスや個人情報流出の標的となります。「まだ動くから」と使い続ける行為は、鍵の壊れた家に住み続けるようなリスクを孕んでいます。