シャボンディ諸島での人間売買オークション会場で見せた傲慢さは、世界中のファンの怒りを頂点に達させた。人魚のケイミーを巨額の金で競り落とそうとし、抗議したハッチ人を躊躇なく銃撃した惨劇。他者の尊厳を泥靴で踏みにじるその姿は、絶対的な権力を誇る世界政府の加護があるからこそ成立する異常な日常であった。
世界会議(レヴェリー)でも彼の暴走は止まらなかった。リュウグウ王国のしらほし姫を白昼堂々と奴隷にしようと企て、巨大な鎖で縛り上げようとした挙動は、国際外交の場を一瞬で地獄へと変えた。自らの欲望のためなら他国の王族すら家畜扱いする残虐性は、作中屈指の「純粋悪」として語り継がれている。