お台場のガンダム立像の歴史を語る上で欠かせないのが、2009年の潮風公園に初登場し、2012年からダイバーシティ東京 プラザに鎮座していた「実物大RX-78-2ガンダム(初代)」の存在です。2017年3月5日、惜しまれつつ初代立像が解体・撤去された際には、国内外のメディアで「ガンダム大地に立たず」と報じられ、SNS上では数万件の惜別の声が溢れ返りました。
当時、関係者の間で囁かれていたのは「単なる展示物の刷新ではなく、次世代の立体表現への挑戦」でした。初代立像は首の可動やミスト噴射、部分発光に留まっていましたが、2017年9月24日に初披露されたユニコーンガンダムは、アニメ作中の象徴である「変身(変形)プロセスの物理的再現」という前代未聞のハードルをクリアしたのです。
メカニックデザイナーのカトキハジメ氏による徹底監修のもと、50箇所に及ぶ発光パーツと、頭部ブレードアンテナの開閉機構、顔面の反転ギミック、ボディ各部のシリンダー伸縮が1/1スケールで構築されました。ただの固定モニュメントから「動く巨大機械」へと進化したことが、8年以上が経過した2026年現在も世界中からリピーターを呼び寄せる原動力となっています。