コブドレッシングとは?味の特徴や発祥の由来・黄金比レシピを徹底解説

コブドレッシングとは?味の特徴や発祥の由来・黄金比レシピを徹底解説

コブドレッシングとは?味の特徴や発祥の由来・黄金比レシピを徹底解説の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

コブサラダおよびコブドレッシングの歴史は、映画産業が黄金期を迎えていた1937年の米カリフォルニア州ハリウッドに始まります。舞台となったのは、映画関係者や大物スターが夜な夜な集う伝説の名門レストラン「ザ・ブラウン・ダービー(The Brown Derby)」。考案者は同店のオーナーであったロバート・H・コブ(Robert H. Cobb)氏です。

厨房で慌ただしい営業を終えた深夜、空腹を覚えたコブ氏は、冷蔵庫に残っていた食材をかき集めました。レタス、アボカド、トマト、水煮チキン、固ゆで卵、カリカリに焼いたベーコン、そしてロックフォールチーズ(ブルーチーズ)。それらを細かく刻んで大きなボウルに入れ、特製のフレンチドレッシングで手早く和えて食べたのが始まりです。その場に居合わせた映画館王シド・グローマン(チャイニーズ・シアターの創設者)がつまみ食いし、そのあまりの旨さに絶賛したことから、翌日正式なメニューとして採用されました。

食材をすべて同じサイズのサイコロ状に細かく刻む独特のスタイルは、当時シド・グローマンが歯の治療中であったため、噛みやすいように配慮したという心温まる逸話が残されています。当初はビネガーとオイルを主体としたシンプルなドレッシングでしたが、時代とともにアボカドやチキンのボリュームに負けないようスパイスとマヨネーズを加えたクリーミーな配合へと進化を遂げ、現代のコブドレッシングのスタイルが確立されました。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。