インターネット上には「膝上の肉を落とすにはとにかくスクワットをやり込むべき」「ランニングをすれば脚全体が細くなる」といった情報が溢れています。しかし、体の使い方に癖がある人が無計画にハードなスクワットを行うと、骨盤が前傾したまま前ももばかりに負荷が集中し、かえって太ももの前側が張り出して膝上の肉が目立つという逆効果を招きます。
また、「筋トレだけで皮膚のたるみが完全に消える」という言説も過信は禁物です。急激な体重減少や極度の加齢によって伸びてしまった皮膚そのものは、筋力強化だけでは元のハリを取り戻しきれないケースがあります。脂肪、筋肉、皮膚のどの要素が主たる要因なのかを見極めずに努力を重ねても、期待通りの成果は得られません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
膝上の引き締めケアに取り組むにあたり、自身の状態に応じた適切な選択基準を持つことが大切です。
セルフケア(筋トレ・マッサージ)に専念すべき人: 立ち仕事やデスクワークで脚がむくみやすい人、反り腰の自覚がある人、運動習慣がなく太ももの筋力が衰えている人。これらに当てはまる場合、2〜3週間の継続的なストレッチとリンパケアで劇的な改善が見込めます。
美容医療を含めた専門相談を検討すべき人: 標準体重以下であるにもかかわらず皮膚が著しく余っている人、つまめる脂肪の厚みが明らかに3cm以上ある人、40代・50代以降で短期間に大幅な減量を行い皮膚がたるんでしまった人。セルフケアの限界を正しく見極め、高周波照射や脂肪冷却などを選択肢に入れることで、無理のない解決が可能になります。