一般によく知られている手法は、服や布で体温計の先端(感温部)を強くこする摩擦熱の利用だ。瞬間的に温度が上昇し、表示数字が跳ね上がる。また、白湯や温水に直接浸す、あるいは暖房器具やドライヤーの熱風を当てる方法も存在する。
2026年現在の機器で検証したところ、水銀体温計や昔ながらの実測式であれば、温水や強烈な摩擦熱によって40℃を超える数値を表示させることが技術的に可能だ。しかし、この行為には大きな罠がある。電子機器内部の基板が高温で壊れるだけでなく、測定不能を示すエラー表示が出るケースが大半だからだ。