原作者の久保帯人が描くソリッドな世界観と、迫力あるアクション描写は原作コミックス最大の魅力だ。その世界観をテレビアニメとして映像化したアニメーション制作会社studioぴえろは、単なる原作のなぞりに留まらない果敢なアプローチを試みた。
それが「バウント篇」をはじめとするアニメオリジナル展開だ。原作のシリアスなダーク・ファンタジーのトーンを崩さずに、りりんをはじめとする改造魂魄トリオ(蔵人・之峯)というコメディとサポートを兼ね備えた存在を挿入。物語に立体的な厚みを与えたアニメ制作陣の手腕は、今振り返っても極めて先鋭的であった。