彼女の原点を語る上で、2000年代の熱狂は外せない。株式会社講談社の『ヤングマガジン』をはじめとする雑誌の表紙を総なめにした当時、彼女が放っていたのは単なるスタイルの良さだけではなかった。カメラを射抜く野性味あふれる視線、既存の清純派グラビアアイドル像を粉砕するような屈託のない笑みと健康的な肉体美は、まさに時代のアイコンだった。
ただ男たちの欲望を満たすためだけのポーズは取らない。どこか反骨精神を宿したその佇まいは、当時から同世代の女性たちをも惹きつける独特のオーラを放っていた。自らの体を誇らしげに晒し、カメラの前で堂々と自己を主張する。その野心と生命力こそが、現在の怪演女優へと続く太い幹となっている。