彼女の人生を語る上で欠かせないのが、脚本家・橋田壽賀子氏の存在だ。プライベートでも親交が深く、人生の師と仰いだ橋田氏の教えは、夫婦関係や生き方そのものにも大きな影響を与えた。橋田作品を通じて人間味あふれるキャラクターを演じ切ってきた経験は、彼女自身の人生観を深める糧となった。
橋田氏の旅立ちを経て、彼女は自身の人生や家族との時間をより愛おしむようになったという。過酷なロケや撮影に追われる日々から一歩引き、夫との時間や自分自身のペースを大切にする選択。それは、稀代の脚本家と共に駆け抜けた半生があったからこそ到達できた、味わい深い境地と言えるだろう。