単なる脂肪のシワであれば健康上の問題はありませんが、注意が必要なのが腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)です。妊娠・出産時の腹圧上昇や、急激な体重増加によって左右の腹直筋をつなぐ白線が薄く横に伸びてしまい、筋肉の間がパックリと開いてしまう現象です。
腹直筋離開を起こしていると、お腹の中央が縦に大きく窪むか、逆に腹圧をかけたときに中央部だけがポコッとドーム状に盛り上がります。放置すると腰痛や骨盤底筋群の機能低下を招く恐れがあります。
【自宅でできる簡単セルフチェック手順】
- 仰向けに寝て、両膝を軽く立てます。
- おへその少し上に指先(人差し指と中指)を縦に当てます。
- 頭を床からゆっくり数センチ持ち上げ、おへそを覗き込むように腹筋に力を入れます。
- このとき、左右の腹直筋の間に指が2本以上すっぽり深く入る隙間がある場合、腹直筋離開の疑いがあります。
もし指が深く沈み込む感覚がある場合は、通常のクランチ(上体起こし)を行うと症状を悪化させるリスクがあるため、ドローイン(腹横筋のトレーニング)を中心としたリハビリ的アプローチが求められます。