時が流れて2020年代、メディアで大きな話題となったのが、いわゆる「実母解禁」の報だった。文藝春秋の独占手記やYahoo!ニュースのトレンドを賑わせたこのニュースは、多くの国民に深い感銘を与えた。純一郎氏の引退と時間の経過が、長年閉ざされていた家族の扉を少しずつ開けていったのだ。
兄・小泉孝太郎氏もまた、メディアや人物ドキュメンタリーのインタビューで当時の複雑な胸中を明かしている。大人になり、実母・宮本佳代子氏や生き別れた弟と再会を果たすなかで、兄弟が改めて再確認したのは、自分たちを育ててくれた「ママ」への変わらぬ敬意だった。過去の傷を乗り越え、家族それぞれが新しい関係性を築き直すプロセスは、多くの人々の心を打った。