料亭の幽庵焼きを家庭で完全再現!魚の旨味を引き出す黄金比の技

料亭の幽庵焼きを家庭で完全再現!魚の旨味を引き出す黄金比の技

料亭の幽庵焼きを家庭で完全再現!魚の旨味を引き出す黄金比の技の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

名料亭の味を自宅のキッチンで再現する鍵は、極めてシンプルな調味比率にある。基本となる柚庵地(幽庵地)の黄金比は「醤油1:みりん1:酒1」。ここに薄切りにしたユズやカボスを惜しみなく浮かべる。たったこれだけだが、比率を等量に保つことで魚の浸透圧を狂わせず、身を硬く締めずに芯まで芳醇な香りを届かせることができる。

最大の難所である魚の臭み消しには、漬け込む前の「振り塩」が欠かせない。切り身の両面に軽く塩を振り、15分ほど置くと表面に余分な水分が浮き出てくる。これを冷水や酒で手早く洗い流し、ペーパーで水気を徹底的に拭き取る。この下処理を怠ると、いくら上質な柑橘を使っても生臭さが残ってしまう。

焼きの工程にも独自の工夫がいる。タレに含まれるみりんや醤油の糖分は非常に焦げ付きやすいため、グリルで焼く際は弱めの中火を保ち、皮目からじっくり火を入れるのが鉄則だ。仕上げの直前にハケで残ったタレを2〜3度塗り重ねると、料亭さながらの深い艶と香ばしい焼き色が生まれる。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。