パートナーのいる相手が魅力的に見える現象には、明確な心理的要因が存在する。日本家族心理学会などで議論される対人関係の力学において、既婚者が放つ「生活の安定感」や「他者に選ばれた実績(ソーシャルプルーフ)」は、無意識のうちに相手への過大評価を生む引き金となる。
手に入りそうで手に入らない距離感がドーパミンを過剰に分泌させ、禁忌を犯すスリルが恋愛感情と誤認される。これは純粋な運命の恋ではなく、脳が仕掛けた錯覚に過ぎない場合も多い。自分自身の孤独や承認欲求の渇きを埋めるために相手を利用していないか、専門機関の心理カウンセリングを通じて客観的な自己分析を行う相談者が増えている。