夕暮れが迫ると、景色は一変する。ぼんぼりの灯りとLED投光器が高田川を照らし出し、夜の帳の中に幻想的な桜の回廊が浮かび上がる。しかし、日没直後のメインエリアは大変な混雑となり、立ち止まっての写真撮影すら困難を極めることが多い。
そこで狙い目となるのが、主要駅からやや南側に位置する遊歩道の下流エリアだ。大半の観光客が大中公園周辺に集中するため、わずか数百メートル南へ足を伸ばすだけで人通りは劇的に落ち着く。風が止む瞬間、川面に鏡のように映り込む「逆さ夜桜」を静寂の中で狙える絶好の撮影スポットとなっている。
時間帯としては、点灯直後の午後6時台を避け、屋台の営業が一段落する午後8時以降に訪れるのが混雑回避の決定打だ。澄んだ夜空の下、光と影が織りなす息を呑む絶景を落ち着いて満喫できる。