96期生の中でも、特に花乃まりあに対する風当たりが強烈だったことには明確な理由が存在します。それは、宝塚歌劇団花組トップ娘役への抜擢スピードとその劇的な人事でした。
2010年に初舞台を踏んだ花乃は、宙組時代からその卓越した美貌と華やかな舞台姿で注目を集め、新人公演のヒロインを立て続けに務めました。そして2014年、花組へ組替えとなると同時に、希代のトップスター明日海りおの2代目相手役に選ばれます。研5(入団5年目)という若さでのトップ就任は、実力派の先輩娘役を押しのける形となり、ファンの間でも賛否が激しく分かれました。
「96期問題」という燻り続ける火種に、「異例の大抜擢」という劇薬が投じられた結果、花乃まりあ バッシングの理由は単なる期への反発から個人の実力批判へと拡大。ネット上では些細な所作や表情を捉えて粗探しが行われ、彼女は長きにわたり過酷な誹謗中傷に晒されることとなりました。