SNSや育児コミュニティにおいて、臨月のお腹の写真比較や体感変化に関する投稿を定性分析すると、教科書通りの変化を実感する層と、全く自覚がないまま出産を迎える層の二極化が浮き彫りになります。
「37週に入ったある朝、急に胃の圧迫感がすっきりして朝食が美味しく食べられた。記念に横から撮った写真を見たら、明らかに胸とお腹の間に隙間ができていて驚いた」という声がある一方、「予定日超過まで毎日同じアングルで撮影して比較したが、素人目には全く下がっているように見えなかった。健診の触診で『しっかり降りてきているよ』と言われて初めて実感した」という体験談も数多く見受けられます。
周囲から「まだお腹が高い位置にあるね」「全然下がっていないから予定日はまだ先じゃない?」などと無遠慮に声をかけられ、焦燥感を抱いてしまう妊婦も少なくありません。しかし、現場の助産師や産科医の見解では、「妊婦の身長」「骨盤の傾き」「羊水量」「皮下脂肪のつき方」「胎児の背中の向き(胎向)」などの複合的要素によって、外見上の突出の仕方は千差万別であると指摘されています。