妊娠4週目に入ると、絨毛から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が急増し、体に多様な変化をもたらします。多くの女性が実感する代表的な妊娠4週目の症状が、下腹部周辺に走る「チクチク」「ズキズキ」とした違和感です。これは受精卵が子宮内膜の奥深くに潜り込む着床刺激に加え、子宮を支える靭帯がホルモン分泌の影響で緩み始めることによって引き起こされます。
また、この時期に生理と見誤りやすい現象として着床出血が挙げられます。受精卵が子宮内膜の血管をわずかに傷つけることで生じる出血で、出現率は全体の約2割から3割程度にとどまります。通常の経血量に比べてごく微量で、色は淡いピンク色や茶褐色、期間も1〜2日程度で治まる点が大きな特徴です。
さらに、ホルモンの変動は自律神経にもダイレクトに波及します。「体が熱っぽくてだるい」「異常な眠気に襲われる」「胸の張りや乳頭の痛みがある」といった不調が重なり、早い人では胃のムカムカやにおいに対する違和感などつわりの初期兆候を感じ始めることも珍しくありません。