ユヴェントスというクラブの根底には、クラブの創設期から受け継がれる「勝利こそが唯一の正義(Vincere non è importante, è l'unica cosa che conta)」という冷徹なまでの勝利至上主義が息づいています。華麗なフットボールよりも勝敗という現実を重視し、泥臭く白星を拾い上げるメンタリティこそが、セリエA最多優勝を誇る強さの秘密でした。
その歴史を彩ってきたのは、時代ごとに現れた象徴的な英雄たちです。1980年代にバロンドールを3度獲得したミシェル・プラティニ、暗黒期を抜け出しクラブの象徴として君臨し続けた稀代のファンタジスタアレッサンドロ・デル・ピエロ、そして最後方からチームを統率した守護神ジャンルイジ・ブッフォン。彼らは自著や当時の特番インタビューにおいて、「ユーヴェのユニフォームを着ることは、毎週末に引き分けすら許されない重圧を背負うことだ」と一様に語っています。キエッリーニやボヌッチが形成した「BBC」の堅牢な守備網も含め、ユヴェントス 歴代レジェンドが築き上げた勝者のメンタリティは、今なおクラブのDNAとして息づいています。