手にした瞬間に人生が一変するライセンスですが、それを掴み取るためのハードルは狂気的な領域に達しています。ハンター試験の合格率と難易度は、世界的な国家試験や超難関資格の比ではありません。
毎年数十万人が応募する一次予選の段階でほとんどが脱落し、本試験のスタートラインに立てるのは数百人程度。そこからさらに何日にも及ぶ致死率の高い試練が続き、最終的な合格者は「数年に1人」、あるいは「数年に渡ってゼロ」という過酷さです。ゴンたちが挑んだ第287期のように、奇跡的にルーキーが複数名合格(ゴン、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、半蔵、ポックル、ギタラクル)した期は、協会の歴史でも極めて異例と位置づけられています。
しかし、最終トーナメントを勝ち抜き、美しいカードを手に入れたとしても、それは真のプロへの「仮免許」に過ぎません。ファンの間でも語り草となっているのが、裏ハンター試験と念能力の真相です。
合格者には意図的に師匠格の人物(天空闘技場編におけるウイングなど)が接触、あるいは自力で到達するよう仕組まれており、生体エネルギーを操る技術「念能力(纏・絶・練・発)」の習得が課されます。念を知らぬ者は「見えない刃」の前に赤子同然であり、命を落とす危険性が極めて高いためです。念を体得し、自らの意思でオーラをコントロールできるようになって初めて、協会は彼らを一人前のプロとして認知します。