2人の距離が急速に縮まったきっかけは、音楽を通じたコラボレーションでした。1980年代後半、アイドル女優の枠組みを超えて本格的な歌手活動を展開していた薬師丸ひろ子さんに対し、すでに安全地帯のフロントマンとしてカリスマ的な人気を誇っていた玉置浩二さんが楽曲を提供することになります。
特に決定打となったのが、1989年にリリースされたシングル『コール(Call)』でした。玉置さんが作曲を手がけたこのバラードは、薬師丸さんの透明感あふれる歌声と切ない旋律が見事に融合し、大きな話題を呼びました。楽曲制作の現場で玉置さんの圧倒的な音楽的才能に惹かれた薬師丸さんと、彼女の純粋な表現力に魅了された玉置さんは、自然な流れで交際へと発展していきます。
交際は順調に進み、1991年1月にハワイのマウイ島で華やかな挙式を行いました。帰国後に開かれた結婚会見では、照れ笑いを浮かべながらお互いを見つめ合う姿がメディアで大々的に報道され、まさに「世紀のビッグカップル誕生」として日本中から祝福を受けました。