教職の激務と性交不能のプレッシャーから精神のバランスを崩した主人公は、自傷行為のように風俗店での勤務に手を染め、さらには互いに別の相手との不貞行為(浮気)を経験するなど、夫婦関係は一度決定的な破綻を迎えます。
しかし、どん底まで堕ち、お互いの醜い部分やすべての秘密を曝け出したとき、二人は奇妙な境地へと辿り着きます。どれほど傷つけ合っても、最終的に戻る場所は互いの隣しかあり得ないという圧倒的な事実でした。
結末において、二人は「一生、性交が成立しなくても夫婦であり続ける」という覚悟を決めます。世間の常識や生物学的な枠組みに縛られることをやめ、二人だけの唯一無二のパートナーシップを築いていく道を選んだのです。この壮絶な実話の結末は、単なる下ネタや奇書ではなく、普遍的な人間愛の物語として多くの読者に深い感動を与えました。