庭木や家庭菜園に潜むオレンジ・赤・黒の毛虫の中には、絶対に素手で触れてはいけない危険な害虫も含まれています。代表的な危険種の特徴を把握しておきましょう。
ドクガ・チャドクガの幼虫
体長は約25〜40mmで、黒地にオレンジや黄色の斑紋・帯を持ちます。最大の特徴は、肉眼では見えないほど微細な「毒針毛(どくしんもう)」を数十万本から数百万本もまとっている点です。触れるだけでなく、風で飛散した毛が皮膚に付着しただけでも激しいかゆみと発疹を引き起こします。ツバキ、サザンカ、チャノキなどのツバキ科植物やバラ科の樹木に多く発生します。
ヒメシロモンドクガの幼虫
黒褐色の体に鮮やかなオレンジ色の斑点があり、背中にブラシのような毛束(歯ブラシ状の毛房)を持つ独特の姿をしています。ドクガ科に属しており、幼虫期の毛には毒性があるため不用意に触ると皮膚炎の原因になります。マメ科や果樹、街路樹など幅広い植物に寄生します。
フクラスズメの幼虫
黒い体に赤やオレンジの鮮やかな縦縞と頭部を持ち、カラムシやヤブマオ、ホウセンカなどを食害します。毒はありませんが、危険を察知すると頭を激しく左右に振って緑色の消化液を吐き出す威嚇行動を取るため、心理的な嫌悪感を強く与える幼虫です。