ひもかわうどん調理において、最も失敗が集中するのが茹で工程です。幅広麺は表面積が広大であるため、熱湯に入れた瞬間に麺同士がペタペタと吸着し、中心が生煮えの巨大な塊と化してしまうリスクを孕んでいます。ひもかわうどん茹で方のコツを押さえるだけで、仕上がりは劇的に変わります。
【絶対失敗しない3大茹でルール】
・湯量は「麺100gに対して1リットル以上」を死守:一般的な麺よりも強力な対流を維持するため、深底の大鍋(パスタ鍋等)を使用し、たっぷりの熱湯を完全に沸騰させます。
・束のまま投入せず「1本ずつスライド」させる:麺を重ねて一気に入れるのは厳禁です。打ち粉を軽く払った麺を、鍋の縁から滑らせるように1本ずつ間隔をあけて投入します。すべて入れ終わるまで強火を保ち、菜箸で麺と麺の間に湯を通すよう優しく揺らします。
・差し水(びっくり水)は禁止、火加減で温度を制御:冷たい差し水をすると鍋全体の対流が止まり、沈んだ麺が鍋底に張り付いて焦げ付きます。吹きこぼれそうになったら火力を中火に落とし、常にフツフツと気泡が麺を持ち上げる状態を維持してください。
茹で時間は生麺の厚みにより4分〜6分(乾麺の場合は製品指定時間+1分)。茹で上がった麺は間髪を容れず氷水に浸し、指の腹で表面のぬめりを落とすように優しく締めることで、透明感のある艶とシルクのような舌触りが完成します。