Q1:卵を指で触って取ろうとしたら潰れてしまいそうです。本当に手で触っても大丈夫ですか?
A1:健康な有精卵であれば、指の腹で軽く転がしても簡単には潰れない硬い殻を持っています。もし指で軽く触れただけで潰れて白く濁るような卵は、すでに受精に失敗した無精卵か壊死した卵です。無精卵を取り除く選別作業としても、指で優しく扱う方法は極めて有効です。
Q2:卵に付いている毛のような糸(付着糸)は取ったほうがいいですか?
A2:付着糸(ふちゃくし)をそのままにしておくと卵同士がブドウの房のように固まり、1つの卵にカビが生えた際に隣の卵へ瞬く間に感染が広がってしまいます。指の腹で湿ったキッチンペーパーの上などを優しく転がし、糸を取り除いて1粒ずつバラバラ(単粒化)にして管理することが、孵化率を最大化させる秘訣です。
Q3:親魚の水槽から汲んだ飼育水で卵を管理しても問題ありませんか?
A3:親魚の飼育水にはバクテリアや微生物が存在するため、一見良さそうに見えますが、同時に水カビ菌の胞子や有機物も多く含まれています。殻に守られた受精卵の段階では、殺菌力のあるカルキ抜き前の水道水やメチレンブルー水溶液を用いるほうがカビの発生率を圧倒的に抑えられます。
Q4:針子が生まれた後の水換えはどうすればいいですか?
A4:生後2週間以内の針子は水質の急変(pHショック・水温ショック)に極めて弱いため、原則として大幅な水換えは避けます。底に溜まったゴミをスポイトで静かに吸い出し、蒸発した分の水を点滴のようにゆっくり足し水する程度のソフトな管理を心がけてください。