ネットの掲示板やSNSでは、「高校生が取れる検定の大半は無駄」「履歴書に書くと逆に恥ずかしい」といった極端な言説が散見されます。こうした言説はどこまで事実なのでしょうか。ネットの評判・口コミ詳細まとめを分析すると、高校生が直面する資格の評価ギャップが浮き彫りになってきます。
ネット上でよく見られるネガティブな口コミの筆頭は、「英検3級や漢検3級を履歴書に書いたら笑われた」というものです。この点に関しては明確な事実があります。履歴書に書ける資格の真相として、公的機関や企業の採用現場における共通認識は、「高校生であっても履歴書に記載して評価されるのは原則として2級以上(難関試験であれば準2級・3級から評価される例外あり)」です。中学卒業レベルである3級以下を最終学歴に近い段階で記載すると、「アピール材料が他にないのではないか」という逆効果を生みかねません。
また、商業高校・工業高校で取れる資格に関する評価のねじれも頻繁に議論されます。典型例が、全国商業高等学校協会が主催する「全商簿記」と、日本商工会議所が主催する「日商簿記」の格差です。ネット上では「全商1級でも大学受験や一般就職では評価されない」という声が上がることがあります。
実態を取材すると、商業高校枠の大学推薦(指定校推薦や商業科限定推薦)においては、全商検定の三冠・五冠(複数種目1級取得)は極めて強力な武器として機能します。しかし、一般の総合型選抜や大手企業の一般採用では、社会人共通の物差しである日商簿記2級が圧倒的に有利です。自身の目指す進路ルートが「専門枠」なのか「一般枠」なのかによって、評価軸が180度異なる点には十分注意しなければなりません。