学校から帰宅した子どもの服に油性ペンがついていた場合や、洗濯物をたたむ段階で初めてインク汚れに気づいた場合など、数時間から数日が経過した頑固な汚れは一筋縄ではいきません。完全に揮発・乾燥した時間が経った油性ペンの落とし方には、樹脂を再び柔らかく戻すプレトリートメント工程が必須となります。
近年の現場検証で効果が実証されているのが、文房具のスティックのりを活用した2026年最新の染み抜き裏ワザです。スティックのりに含まれる高分子ポリマー(PVP成分)は、乾いて固着したインク顔料に強力に結びつく性質を持っています。
具体的な手順は、乾いた状態のインク汚れの上にスティックのりを直接グリグリと塗り込み、インクと糊を一体化させます。その上から消毒用エタノールを垂らすと、エタノールが糊を適度に溶かしつつ、インクの固着樹脂を緩めます。そこに当て布を当てて叩き出しを行うと、通常のエタノール単体処理に比べて約1.5倍の色素転写効率が得られ、古い油性ペンの輪ジミもきれいに剥離させることが可能になります。仕上げに台所用中性洗剤やぬるま湯ですすぐことで、糊もインクも残さず洗い流せます。