エアコンのポコポコ音を遮断!エアカットバルブの効果と水漏れの盲点

エアコンのポコポコ音を遮断!エアカットバルブの効果と水漏れの盲点

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エアコン内部から断続的に聞こえるポコポコ音の発生メカニズムは、ストローでジュースを飲むときに底で鳴る音とまったく同じ原理です。冷房や除湿運転を行うと、室内機内部の熱交換器で結露水が発生し、屋外へと続くドレンホースを通って自然勾配で排水されます。この排水経路に外気が勢いよく逆流して入り込み、溜まった水滴を巻き上げて気泡を破裂させることで、あの独特の異音が壁越しに反響します。

この現象を加速させているのが、2000年代以降の住宅建築で標準化された高気密高断熱仕様と、24時間換気システムの普及です。近年の住宅は隙間風が入り込まない構造になっているため、キッチンのレンジフードや浴室の換気扇を回すと、室内から大量の空気が排出されて室内気圧が外気圧より著しく低下する「負圧状態」に陥ります。

逃げ場を失った空気は、住宅内で数少ない開口部であるエアコンのドレンホース(内径わずか14mm〜16mmの管)から室内に向かって猛烈な勢いで吸い込まれます。窓を5ミリほど開けて換気扇を回した瞬間に音がピタリと止まる場合、原因は100パーセントこの気圧差による外気吸引です。エアコン自体の機械的トラブルではないため、メーカーへ修理を依頼しても「異常なし」として出張点検料だけを請求されるケースが多く見られます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。