「品川駅近くの団地賃貸に安く住みたい」と願う希望者は後を絶ちませんが、現実のハードルは極めて高く設定されています。東京都住宅供給公社(JKK東京)が窓口となる港区都営住宅の募集状況は、毎年5月・8月・11月・2月の年4回定期募集が基本ですが、港南四丁目第3アパートの特定の空室が毎回復活するわけではありません。
退去者が出た場合にのみ補修を経て募集対象となるため、1回の募集で出る戸数はわずか1〜2戸、あるいは募集自体がゼロという回も珍しくありません。この希少性が、都営港南四丁目第3アパートの抽選倍率を跳ね上げる最大の構造的要因です。
過去の東京都公表データや公開抽選結果を分析すると、港区内の都営住宅(一般募集区分・家族向け)の平均倍率は30倍〜70倍前後で推移しており、立地条件が良い単身者向け募集では100倍超を記録することも日常茶飯事です。港区在住年数に応じた優遇措置や、ひとり親世帯・多子世帯向けの倍率優遇措置を活用しても、当選まで数年がかりで応募し続ける応募者が少なくありません。