文中で同一の「-ed」形に遭遇した際、立ち止まることなく一瞬で判別するための過去形と過去分詞の見分け方を体系化しました。以下の3ステップを順に適用してください。
鉄則1:直前に「have」または「be動詞」が存在するか確認する
もっとも平易かつ強力な判別ルールです。動詞の直前に have / has / had があれば「現在完了形」または過去完了形の用法と例文に該当し、be動詞(am, is, are, was, were, been)があれば受動態の作り方と意味に基づく構文です。この場合、100%の確率で「過去分詞」と断定できます。
- I have finished my assignment.(私は課題を終えたところだ=完了形)
- The letter was delivered this morning.(その手紙は今朝配達された=受動態)
鉄則2:直後に「目的語(名詞)」があるかどうかを見る
他動詞(目的語を必要とする動詞)の場合、過去形と過去分詞を見分ける最大の試金石は「直後の名詞の有無」です。受動の意味を持つ過去分詞になると、能動態で存在していた目的語が主語の位置へ移動するため、過去分詞の直後には目的語(名詞)が消滅します。
- The chef cooked dinner.(シェフは夕食を作った → 直後に目的語 dinner があるため過去形)
- The dinner cooked by the chef was delicious.(シェフによって作られた夕食 → 直後に名詞がなく前置詞句が続くため過去分詞の形容詞的用法)
鉄則3:文全体の「真の述語動詞(V)」を探し出す
英語の文には「1つの節に本動詞は1つだけ」という大原則が存在します。一文の中に動詞らしきものが2つ並んでいた場合、接続詞や関係代名詞がなければ、どちらか一方は準動詞(過去分詞や不定詞など)です。
名詞の直後に「-ed」が置かれ、さらに文の後ろに別の動詞が見つかった場合、その名詞を後ろから修飾する分詞の後置修飾ルールが適用されています。
- The cars manufactured in this factory [名詞の後置修飾=過去分詞] are exported worldwide. [文全体の本動詞]